北京五輪(2022.2.4-20) 米外交ボイコットに対して中国は対抗措置

・ウイグル民族弾圧(※1)を挙げ、アメリカは五輪外交ボイコット
・中国は、そもそも招いていないし影響はないとしながらも開催国として対抗措置を取ると発表
・米中新冷戦(※3)の幕開けとも言われる。
・選手の安全確保の上、政治とスポーツの切り離しを望む声が多い。

※1　ウイグル民族弾圧
中国内で認められている5つの自治区のうちのひとつにウイグル自治区がある。ウイグルは主にイスラム教徒でアッラーの神が最上位。中国内の最上位は中国共産党であり、ウイグル民族を統治しづらい。またウイグル自治区が一帯一路(※2)構想の重要地点にあたることもあり、2014年の習近平ウイグル自治区訪問時のテロを発端に弾圧が始まったと言われる。民族弾圧はジェノサイド(集団殺害)であり国際法上の犯罪とみなされる。
※2　一帯一路
アジアアフリカ欧州における陸(一帯)と海(一路)のインフラ網21世紀のシルクロード。
※3　米中新冷戦　Wikipediaより…
アメリカ合衆国一極体制に綻びが見え始めた21世紀に入ってから世界の地政学的、経済的、軍事的な様相を示唆するためにしばしば使用される用語であり、20世紀後半に半世紀に渡って続いた米ソ冷戦に倣ってそのように呼ばれる。